第18条
犯罪の性質、地方の民心その他の事情により管轄裁判所が審判をするときは公安を害する虞があると認める場合には、検事総長は、最高裁判所に管轄移転の請求をせなあかん。
ワンポイント解説
「ここで裁判したら、えらいことになりそうや…」っていう時の緊急避難みたいなもんやねん。犯罪の中身とか、地元の人たちの感情とか考えて、本来の裁判所でやったら公の安全が脅かされそうな時、検事総長が最高裁に「別のとこに移してください」って頼むんや。
わかりやすう言うとな、地元で超大きな事件があって、住民の感情がめっちゃ高ぶってるとするやろ。例えば、子どもが被害者になった凶悪事件とか、地域全体を巻き込んだ汚職事件とかな。そんな時に地元の裁判所で裁判したら、裁判所の周りに怒った住民が押し寄せたり、「死刑にせんと許さん!」ってプレッシャーかけられたりして、裁判官も裁判員も冷静に判断でけへんようになるかもしれへんやん。
それか、犯罪組織の親分の裁判で、地元に組織の構成員がぎょうさんおって、証人が脅されたり、裁判所の周りで威嚇行動したりする危険があるとか。あるいは、特定の宗教や思想に関わる犯罪で、その地域の住民の大半がその宗教の信者やったりしたら、公正な裁判が難しいやろ。
これは裁判の公正さと、社会の平和の両方を守るための「奥の手」やねん。検事総長っていう検察のトップが、最高裁っていう裁判所のトップに頼んで決めてもらう。両トップが協力して、「公正な裁判」と「社会の安定」っていう、どっちも大事なもんを両立させる知恵なんやで。めったに使われへんけど、いざという時のための大事な仕組みや。
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