第22条
事件について請求又は陳述をした後には、不公平な裁判をする虞があることを理由として裁判官を忌避することはできへん。但し、忌避の原因があることを知らなかつたとき、又は忌避の原因がその後に生じたときは、この限りやあらへん。
「いつでも忌避できるわけやないで」っていうタイムリミットの話やねん。なんでかって?想像してみ、裁判が進んで自分に不利な流れになってきたら「やっぱりこの裁判官イヤや!」って言い出す人おるやん?証拠が不利に働いてきたから「裁判官変えてくれ」とか、証人の証言が思い通りにならんかったから「やり直しや」とか。そんなん認めてたら裁判が永遠に終わらへんわ。
せやから、一回請求や陳述をしたら、基本的にはもう忌避できへんようにしてるんや。「請求や陳述をした後」っていうのは、要するに「裁判に本格的に参加し始めたら」っていう意味や。その時点で「この裁判官でええわ」って黙示的に認めたことになるわけやな。後から「やっぱりイヤや」は通らへん。戦術的に忌避を使うのを防ぐためや。ただし除斥事由がある時は別やで。それはいつでも言える。
せやけどただし書きで2つの例外があるねん。一つは「知らんかった」時。例えばな、裁判が始まってから「実はこの裁判官、被告人の遠い親戚やった」って発覚したとするやん。知らんかったんやったら、後から言うてもしゃーないやろ。もう一つは「後からできた」時。請求した後に忌避の理由が新しくできた場合や。例えば裁判の途中で裁判官が被告人の会社に就職することが決まったとか。そういう新しい事情は言えて当然やん。
公正さは守るけど、悪用は許さん、っていう絶妙なバランスやな。裁判を戦術的な駆け引きの道具にさせへんけど、本当に公正さが脅かされる時はちゃんと声を上げられるようにしてある。これが法律の知恵やねん。
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